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You don't know me




やはり感情表現が子供っぽいのか?

恋愛とか関係なく、好きだと思う人に限ってキツイ言葉を使ってしまっているようだ。
『私に対してだけ冷たいよ』と言われることが多々ある。
もちろん自分としては全くそんな気はないわけで。
それは傍から見ていても感じるらしく、
『○○さんと仲悪い??』なんて聞かれることも。。。
『ううん、めっちゃ好き』って言うとかなり驚かれる( ̄▽ ̄;A


そう言えば萩原朔太郎の随筆で
『「私の愛する親友!」 と言おうとして、「この馬鹿野郎!」と罵る言葉が、
不意に口をついて出て来るのである。
しかもこの衝動は、避けがたく押へることが出来ないのである。』
と書いている。

自分の場合はそういった自覚がないので人に言われるまで気が付かないでいる。
自分としては最大限の親愛感情を込めているつもりが、
相手にとっては逆にしか思えないというのはどうしたものだろう。
子供の頃、男の子が大好きな女の子にいたずらをしてしまうというのはよくあることだが、
自分が今でもそれに近い言動をとってしまっているのかと思うと情けない。
生来の意地っ張りも起因していると思われるのだが
もういい加減、素直に気持ちが伝えられるようにしないとなぁ。

やっぱり好きな人には好きって気持ちを普通に伝えたいと思うのだけれど。。。

  # by g_free | 2008-10-05 23:01 | のたりのたり

言葉

ある言葉を思い出した。

『○○○と話してるとやっぱり楽しいよ』

そう言ってくれたのは学生時代にほんの数ヶ月間付き合っていた人。
それはもう別れて暫く経ってからのことだった。
別れてからは会うこともなかったのだけれど、何かの用事があって、
私が彼の部屋を訪れた。

いつものことだけれど、ちょっとした揉め事の後、
私が一方的に連絡を絶ち、あまり気持ちのいい別れ方をしていなのだし、
話した内容は大学の授業の話など、他愛もない話をしただけで、
私はずっと相槌程度しか言葉を発していなかったし、
到底そんなに楽しかったわけはないけれど、
当時まだ19歳の年下の彼からもらった一言は今でも私の耳にやさしい響きをくれる。
気まずくならないようにという、彼の優しさだとは判っているけれど、
笑顔でそう言ってもらったという事実が、自信のない私の心をほんのちょっとだけ
温めてくれる。

自分自身を面白みのない薄っぺらな人間だと思っている。
消えて無くなってしまいたいと思っている時、
彼の言葉が呼び水となり、友達の笑顔が次々と浮かんでくる。

とうの昔のちょっとした一言であるけれど、
温かい言葉はいつまで経ってもやっぱり温かい。

私は温かい言葉をどれだけ持っているだろう。

やっぱり凹むことも人間にとっては必要なことなんだろうな。
今まで出会った人達にもらった言葉や笑顔を思い出してあらためて感謝する。
そういう時間を持つことは大切なことなんだと思う。

  # by g_free | 2008-09-27 00:37 | のたりのたり

金閣寺

三島由紀夫作『金閣寺』

『金閣寺』に放火したある若い僧侶の話だが、
実際にも昭和25年に一人の学僧の放火によって金閣寺は消失している。
その時の犯人も放火の動機として『美への嫌悪』のようなことを言っていたらしい。

何となく理解できるような気がする。
この上なく身勝手な理由であるけれど、今の歳になってやっと分かる気がしてきた。

この小説の主人公は幼い頃から吃音もあり、周囲の人達から自分の存在を
拒絶されていると感じ、それは自分は醜さからであると思っていた。
自分の存在価値を否定すると同時に彼の中での美の象徴である
『金閣寺』への憧れとともに、嫌悪感に似た感情は増大する。

彼は幼い頃から父親が金閣を美の絶対的な象徴だと言う印象を与え続けられていた。
まだ見ぬ金閣に憧れ続け、実際に初めて見たとき彼は愕然とする。
それほどの美を金閣から感じ取ることができず、金閣は本来の『美』を隠しているとさえ思う。

人は美しいものを慈しみ、醜いものは疎んじる。
美しいものを失えば人は激しい喪失感に襲われる。
醜いものであればきっとそれは初めからなかったものと同然の感覚しか持たないだろう。

美に対する感覚など常識と同じどうにでも変り得る。
首の長さを女性の美と捉える民族だっているくらいだ。
太っていることが魅力だと考える人達もいる。

主人公の友人があるとき、
『すべての物事は実体ではなく、認識だ。認識を変えない限り実体がなくなっても、何も変えることはできない。』 と言う。
主人公の青年僧は放火の直前になって、やっとその意味を理解する。
しかし、そう理解したうえで金閣寺に火を放った後、
彼の中に初めて『生きよう』という意識が生れる。
それまでの自らの認識を金閣を消失させることによって捨てたのだと思う。
そうあって欲しいと思う。
悲劇的だけれど、なんだか少しほっとした。

  # by g_free | 2008-09-23 22:07 | book

朝露

久しぶりに早起きして散歩に出掛けた。

秋晴れの透き通った空気に触れ心地よい。

公園の芝生の先の朝露が朝陽に照らされキラキラと光っている。

こんな光景を見るのは何年ぶりだろう。

まだひまわりが咲いているかと思えば、コスモスも咲いている。

残暑厳しいとはいえ、もう秋やねんなぁ。。。

やっぱり自然は素晴らしい。

身近な現実に触れ、とても気持ち良い。

今度の休日はカメラを持って出かけてみよう。

  # by g_free | 2008-09-23 08:28 | のたりのたり

もう一回




誰かを想うことで世界は違って見える。
何故だろう?
理屈じゃ分からないけど、そうなんだよね。

  # by g_free | 2008-09-15 22:47 | music

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